小療理屋~こんだ~

2018年12月、25歳で大腸がんステージⅣと宣告されました。料理が好きなのでブログ名は小料理屋とかけました(笑)。前向きな闘病記にしたいです!

記録:初抗がん剤、体調とあやつの対処法と精神力、ついでに私の心。

こんにちは。

店主嫁のまりえです。

雪雪雪ですね!

愛知県でも雪がちらついたり、お墓の花の水が凍っているそうです。

去年はほぼ病院にいたから寒さの感覚があんまりないんですね。

あんま病院にかかったことがない人は気づかないと思うんですが、暖房Maxです。

ガウンのような病院着で廊下散歩しても寒くないからですね。

お見舞いに行く時は脱ぎ着できるようにするのがおすすめです。

 

雪を見るとどうしても2年前の冬を思い出すんです。

病気が発覚して、入院してた時に一面雪景色になった日がありました。

 

あと何回雪を見れるんだろう?

 

ぼそっと呟いた言葉。

確か、あいつにとっての最後の雪やったかな。

 

f:id:kkenji0913:20210113145914j:plain

最後の雪景色



さて、初めて抗がん剤をうつ前後の体調等について、私の記録を。

抗がん剤うったのが、確か1月18日。

抗がん剤うつ前の体温は基本的に微熱の37.5度前後。

便は下痢と普通のを。

精神力はさすがというか、良好。

アウトレット行きたいだの、ジェラート屋さん行きたいだの、寿司、きのこ専門店。

アムールドショコラ。

病院のおかずしょぼすぎて白米進まんからってので

ファミマで私に甘いものを買ってくれました。

一緒に食べました。笑

食べることを中心にまわってますね笑

 

そのころに行きたかったお店等、メモがわりに書いとこ。

御殿場市アウトレットの沼津魚河岸寿司

PSで紹介された半田市の生きたドジョウをコンクリに打ちつけて締めて天ぷらにするお店(多分みつ葉)

西尾のイタリアンジェラート フレスカ

岐阜のキノコのお店 かたつむり

どっかで行かなきゃ。

 

抗がん剤うってから

・1−3日目

デカドロン(ステロイド剤)服用のため、熱等も下がる。吐き気はなし。

・4日目

朝、食欲はあり。おかずが不味かったと言って白米半分食べた。

一日中頭痛、微熱、倦怠感。吐き気なし。

足のマッサージをしてあげると気持ちよさそうにしてました。

・5日目

退院の日。前日よりは多少マシだが頭痛あり。

自宅に帰ってから38.4度まで熱上昇。その後37.2度に下がるなど変動差が大きい。

微熱に下がるに従い頭痛が襲ってくる。

・6日目

頭痛が治まり、気分○。熱37.1度くらい。

・7日目

熱の変動が安定し、出歩いたりシュークリーム作り始めた。

37.1度以上は見なかった。

 

この間ですが、睡眠はよく眠剤に頼ってました。

やっぱり寝付けなかったり、起きたりすることが多かった。

薬に頼りすぎてって周りから見たら思うかもしれないですけど、やっぱ体を休めることを優先するべきかなーなんて思います。決めるのは本人。

不安になるくらいやったら頼ってしまえ。と思います。

しっかり休むこと、食べることに重点を置いてたから、あの人は精神力が強かったんかなーと。あとは、嫌なことはいや。楽しいことは楽しいと感じる気持ちを正直に出すことかな?

 

FOLFOX特有の手の痺れは、すぐに出るわけでなく、冷たい水を触ったら出たりしてこの時は楽しんでました。

そんな姿を見て、こちとら不安なのになんなんだこいつ。って何度思ったことか。

笑ってる姿、穏やかに眠る姿が見れるだけでどれだけほっとしたことか。

 

予防、気分転換等について、

口内炎など免疫系が弱くなると出てしまうということから、AZ含嗽用配合細粒NPでうがいはしっかり。歯磨きも優しくしっかり。

手足はクリームでマッサージしながらケア。

散歩は結構行ってた。

あとは量は食べれないから、こまめに食べる。バランスよく。

カロリー取るために間食あり。というような感じですかね。

体を温めるために生姜シロップをお湯で飲んだりなどしてました。

食で治すとかうんたらかんたらよく世間でありますけども、そんなんで治るんやったら医者なんていらないんで、食べれるものを食べれるだけ食べたら?と思います。

それだけで精神の健康って結構よくなるもんだし。大切。

f:id:kkenji0913:20210113162437j:plain

お散歩途中のカワセミ

 

覚えてるのはでこんな感じですかね。

今、こうやって文字におこすことができてますが、当時は私もいっぱいいっぱい。

 

当時の自分の言葉、

こんだけ動いてて、普通の日常を送って、これが癌患者なのかと思う。

この人が2年後3年後にいなくなるかもしれないって信じられなくて自己否定し始める自分がいる。

泣くほどではないが、ただただ息が詰まる。

 

こんなこと書いてた。

何年先のこと見るんじゃなくてその時その場面を大切にしろよって、

当時の自分に言ってやりたいですね。

 

ではまた。