小療理屋~こんだ~

2018年12月、25歳で大腸がんステージⅣと宣告されました。料理が好きなのでブログ名は小料理屋とかけました(笑)。前向きな闘病記にしたいです!

Another story~納骨〜

こんにちは。

店主嫁まりえです。

 

最近、店主設計のピザ窯着工計画が進み始めて、また一段と面白くなってきた次第です。

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ピザ窯設計図

あやつは設計は行っていたのですが、作成が手付かずで、あれですね。

サグラダファミリアみたいなもんですかね笑

行きてー。

私がいく予定の場所の一つです。彼もカメラも連れていく。

豆知識ですが、サグラダファミリアは2026年に完成予定のはずが、コロナのせいでチケット収入が激減して、完成が遅延するみたいです。(Wikiさんより)

そんなことはどうでもよくて笑

このお話はまた進んだあたりで書きましょう。

 

さて今日は、納骨について。

あと、お骨の取扱に関して死別した人が周りの人によく言われることとか色々。

 

2020年7月23日納骨でした。

家にいたあやつのお骨をお墓に入れる日。

その前日、前々日はドタバタでした。

お酒とお洗米と仏花、果物、お菓子用意しなきゃ!です。

しかも、え、お墓外だよな?お菓子とか果物とかお洗米ってどこにどやって置くの?と。

賢治が旅行先で買ってきた枡を見つけ、これお米入れるの丁度いいじゃん。などなど笑

 

火葬が終わり、骨壷はお寺のお堂に置かせてもらっていました。

亡くなってから2.3ヶ月は休みのたびにふらーっとお寺に行き、お骨の前にぼーっと座る。

時には泣いたり、話しかけたり、お線香が燃え終わるまでぼけーっとしたり。

窓からお堂に入ってくる光の温かさに寂しさを覚えたりしました。

お家に骨壷を置かれる方のが多いかな?と思いますが、そうじゃなくてよかったなと思っています。その理由は2つ。

 

1つ目は、家で泣きじゃくると塞ぎ込みそうだったから。

家に本体がいたら、当時の精神状態だったら、時間が許す限りその前に座って立てなかっただろうなと思います。外に出て、会いに行って、ある一定時間話して泣いてという場があったことは私にとってプラスでした。強制的にメリハリつけれた感じです。

 

2つ目は、自分の家にいたら、みんなが参れなかっただろうから。

当然の如く、悲しいのは寂しいのは私だけじゃありません。

特に家族ちち、はは、あに。

家族だからこそ出せる感情と、家族だからこそ出せない感情があったと思います。

私の家にいたら、’あやつに会いたくなった時にふらーっと会う’ができなかったでしょう。

自分のタイミングで彼の死と向き合う時間を作るって結構大切なんじゃないかなーって思います。というか、そういう”家族の遠慮”というものを気にしなくてよかったことが私にとってはメリットでした。

 

割とこの”家族の遠慮”で苦しんでる方達、多いと思います。

私のSNS近辺ではやはり死別されている方が多く、故人が亡くなるまで協力してやっていたにもかかわらず、亡くなってから遺骨や位牌、遺影の取り合いのような形になってしまって、わだかまりが残ったり、故人という繋がりで繋がっていたにすぎない。と苦しんでしまう方を結構拝見しました。

自分が愛する人が亡くなった後、自分の最も近くに置いておきたい気持ちはわかります。

けど、それが独り占めしていいってことはないんじゃないでしょうか?

故人が関わってきた人たちがいるから、その故人はそういうひとになったんだし、そういう故人だったからこそあなたは愛してきたんじゃないでしょうか?

と思ってしまうんです。

 

まーそうは言っても、側に置いときたい気持ち’も’強かった私は、お墓に全て入れるよりも近くに欲しいなぁなんて考えた結果、、、

 

分骨すればよくね?

 

と、してしまったんですが笑

 

賢治のお家が、この常識を若干外した考え方を受け入れてくれる家族でどれだけほっとしたか。

「骨、サンプル瓶かなんかに取っておこうと思うんですが、実家にも置いておきます?」

の一文をいうのはちょっとした勇気を出せば言えます笑

サンプル瓶は東急ハンズで200円くらいで買えます。お安い。

結果、私宅、賢治実家、おじさんおばさん家、おばーちゃんおじーちゃん家?の4つくらいに分けた気がします。

おばーちゃんちに行き、はいこれ賢治のほねーって言って渡した時は流石にびっくりされました笑

 

と、納骨までに、みんなとお骨をシェアしたので大元の骨壷の中のお骨たちはお墓へドーン。

納骨される瞬間を写真に収めたりする余裕があったのも、側に少しおるしな!なんて思ってたからです。

お墓の中は、金文字でお経が掘られており、暗闇に輝く星のようにキラキラしてました。

あの中で寝そべってたら、たぶん山の頂上で星観察しているような気持ちになってくれていることでしょう。

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お墓の中の星空

これが、私たちの納骨でした。

 

 

実は、お骨の取り扱いに関しても、よく言われること集があります。

 

そばにずっと置いていたら、天国へ行けないよ。

故人が心配しちゃうよ。

普通、お墓に入れるでしょう?

などなどなどなど。

 

常識を当てはめてこようとする他人からのことば集ですね。

割と傷つき、怒りをぶつけたくなります。

 

「あなたには関係ないでしょう?」

 

そんな時は、このブログ回読んでね!って言ってここのURLはっつけてやってください。

 

常識とか、通例とか、そんなことよりもあなたたち家族がどうしたいか。

 

どんな供養が故人が喜ぶだろう?驚くかな?

なんて、わくわくしながら考える供養もいいんじゃないでしょうか!