小療理屋~こんだ~

2018年12月、25歳で大腸がんステージⅣと宣告されました。料理が好きなのでブログ名は小料理屋とかけました(笑)。前向きな闘病記にしたいです!

闘いの記録(1)

こんにちは。

店主けんじの嫁です。

 

店主は2020年2月5日午前9:31に闘いの末旅立ちました。

 

通夜葬式には本当に多くの方々が参列してくださり、またLINEやTwitterでも多くのコメントを頂き、本当にありがとうございます。

このブログは彼の人生の一部であり、我ら夫婦の思い出でもあります。

そのため彼の人生の記録を記した後、支える側の闘病記録、心の動きについて記していきたいと思っておりますので、今後とも小療理屋~こんだ~にご来店下さること心よりお待ちしております。

 

この闘いの記録は、事実を述べるために直接的な表現が多いので、読む読まないは各々の判断でお願いします。

 

2020/01/31金

抗がん剤FOLFOX+医療用麻薬フェンタニルを始める。

痛みに応じて常時投与の量を調製する。

夜中右下下腹部の突然の痛み、CTをとるが穿孔等はなし。

理由はわからないが、腹腔内に腸の中身が漏れることはないと判断されたこと

加えて痛みが若干治まったため本人も安心した。

 

2020/02/01土

絶飲食解禁。ばなな、プリン、ゼリー、アイス、カルピスをたべた。

朝は、痛みが落ち着いていて‘空腹を感じる‘といっていた。

同級生がお見舞いにきてくれ、昔話に花が咲いた。みんなに‘仲よくしたげてね‘と私のことを頼んでいた。

お腹をさすると‘気持ちいい‘と言いお母さんたちに‘みんなありがとね‘と伝えていた。

夜中、真っ黒な液体を吐いた。パニック。検査の結果胆汁の逆流により胃にたまっていたことが判明。吐血でなく安心したが、本人は恐怖し、‘一緒に死んで‘ `殺してくれ` ‘もう死にたい死なせて‘ ‘最近なにもいいことないずっと死にたい‘と発狂し、私の首をしめた。

朝4時、医療用麻薬と睡眠導入剤、吐き気止めを投与したら、落ち着いたようでうつらうつらしはじめた。

 

 

 

闘うか、闘わないかという選択

みなさん、こんにちは。

店主のけんじです。


今日主治医の先生からお話がありました。


現在、炎症マーカーと白血球の数値が高いので、胆管炎を起こしているかもしれない。

しかし、それの治療は腹水もあったりして難航を極めている。

炎症マーカーと白血球は必ずしも胆管炎が原因じゃないかもしれない。そうしたら、オキサリプラチンで肝臓の腫瘍が少しでも抑えれて、腹水溜まるスピードも遅くなるかもしれない。と伝えられました。


しかし、胆管炎の場合、抗がん剤の影響で白血球が下がると胆管内の細菌が全身の血液に回ってしまい、敗血症になる可能性があります。


敗血症になるともう戻って来れない可能性が高いです。


なので、先生から

抗がん剤をするか

無治療で緩和ケアにするか


を問われました。

いよいよか…という感じでしたが、

少しの可能性、ほんの少しの可能性を信じて抗がん剤をする事に決めました。


なので、これから少なくとも1ヶ月は入院します。

会いに来てくれる人は来てくれるとうれしいです。

胆管炎らしいです

みなさん、こんばんは。

店主のけんじです。


お昼の記事でも書きましたが、現在入院しております。

採尿、採血、レントゲン、造影CTの検査が終わってしばらくしたら先生からお話がありました。


どうやら、先日の内視鏡手術の影響で胆管炎を起こしているらしいです。

それが原因で胆汁が詰まったりして黄疸の値が上がっているそうです。

現在、抗生剤を点滴で入れていて、月曜日に炎症の値と黄疸の値が下がったらこのまま何もせずに退院になります。


そうでなかったら肋 (あばら) 辺りから針を入れて、肝臓の炎症してるところから胆汁を出すらしいです。体の外にパウチをつけて、そこに胆汁を回収するようにするって感じです。


しかし、これは炎症を起こしている今非常に危険と言われました。心臓の近くにやるので、肺に刺さってしまうかもしれない、腹水もあるので胆汁が溢れてしまうかもしれない…

胆汁が腹水中に出てしまうと、炎症していることもあって腹膜炎を起こし、それは命に関係する、所謂致命傷になると言われました。


とりあえず、抗生剤で復調することを願ってます!というか、信じてます!

頑張ってくれ、僕の体!

みなさん、力を分けてください!

退院、そしてまた入院になりました

みなさん、こんにちは。

店主のけんじです。


先週、肝臓にステントを入れる為に入院してましたが月曜日に退院しました。

しかし、退院してからもお腹の張りによる痛さなどが引き続いていたので、本日病院に今の症状とかを連絡しました。

そしたら、「来てください」とのことだったので、母に送ってもらい採血、採尿、レントゲンを撮りました。

結果、入れたステントの位置はズレておらず、腸も閉塞していないのですが、黄疸の値 (ビリルビン) が少し悪くなっていました。

追加の処置が必要とのことで、今日からまた緊急入院となりました。

我慢しなくてよかったなと思いつつ、また入院かと安堵と不安な気持ちでいっぱいです。

とりあえず、今回もうまく行ってくれることを祈ってます。

手術、無事終わりました

みなさん、こんばんは。

店主のけんじです。


水曜日に内視鏡手術があったのですが、無事に終りました。

痛み止めと弱い麻酔だけだとどうやら暴れたようで、結構な麻酔を使ったそうです。

おかげで水曜日の17:30から処置があったのですが、起きたのは木曜日の4:30でした。

ちなみに手術は3時間かかったそうです。


今回、肝臓にステントを2本入れたのですが、ちゃんと効果が出てます。

処置前はビリルビンが2.4 (基準値は1.2) でしたが、今日の血液検査では1.9まで下がりました。

しかし、まだ様子を見たいということで退院ははやくて来週の月曜日になりそうです。


何はともあれ、無事に終わって良かったです!

みなさん、応援ありがとうございました!

いざ、手術へ

みなさん、こんにちは。

店主のけんじです。


昨日は今の自分の病状、余命等色んなことを聞いて結構参ってました。

夜、お見舞いに来てくれた彼女にワンワン泣いて想いを伝えたらとてもスッキリしました。

と思ったら、その後看護師さんが心配して来てくれてそこでも泣いてより一層スッキリしました笑


さて、今日は内視鏡手術で肝臓にステントを入れます。

今はその準備として抗生物質や、生理食塩水を点滴で入れています。

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最初の頃の記事を読んでくださってる方ならわかると思いますが、僕は非常に点滴のルートが取りづらいらしいです。夜中に11回挿し直しがあったこともあります。そんなこともあってビクビクしていたら、

なんと!右胸に埋め込んであるポートからの点滴で済むそうです!やったね!


そんなこんなで、順番が呼ばれるのを待ちながら病室でおとなしく寝転がっています。

今日は天気が良いのでポカポカです。いい天気、良いことあるかなあ。


入院、そして余命宣告

みなさん、こんにちは。

店主のけんじです。


前回の記事でも書きましたが、今日の血液検査の結果で肝機能とビリルビルの値を見て、新しい抗がん剤をやる前に肝臓にステントを入れることになりました。


また、これまでの各抗がん剤が効いた期間と残り使える抗がん剤の種類から、改めて余命宣告を聞きました。


約1年だそうです。


頑張ろうとは思ってますが、やはり凹んでます。


入院は今日から早くても1/17の金曜日までする予定です。内視鏡手術は明日の午後くらいにやるらしいです。


もし入院中にお見舞いに来たいという方がいましたら、是非是非お待ちしておりますので、連絡ください!