小療理屋~こんだ~

2018年12月、25歳で大腸がんステージⅣと宣告されました。料理が好きなのでブログ名は小料理屋とかけました(笑)。前向きな闘病記にしたいです!

「死」は終わりか、始まりか

今週のお題「卒業」

 

こんばんは、店主のけんじです。

卒業シーズンですねー

私の母校の大学も今日が卒業式でした。

後輩のみんな、卒業おめでとう!

 

去年の同じ日に大学院を卒業したんだなー。

いろいろあったなー。と感慨に浸っております。

卒業と言えば、終わりと始まりです。

僕も最近、終わりと始まりについて考えることがありました。

きっかけはコチラ

f:id:kkenji0913:20190325115605j:plain

ロミジュリ

ロミオとジュリエットのミュージカルです。

どこかに書いてあるとは思いますが、

僕はミュージカルとか劇観るのがめちゃくちゃ好きです!!

ロミオとジュリエットに関しては、

ストーリーはとっても有名なのであえて言わなくてもいいかもしれませんね(笑)

 

簡単に話すと、

 

ヴェローナという街のモンタギュー家、キャピュレット

敵対する両家の二人

ロミオジュリエットが恋に落ちるが、

それが両家の争いを激化させてしまい、

ロミオヴェローナを追放され

ジュリエットは別の男性と戦略結婚をさせられそうに。

ジュリエットは薬で仮死状態になりロミオと二人でどこか遠くで暮らそうするが、

動かないジュリエットを見てロミオは本当に死んでいると思い毒を飲んで自殺する。

目覚めたジュリエットはそのロミオを見て、追って自分も自殺する。

この二人の「死」をきっかけに両家は過ちに気づき歩み寄る。

 

という感じのストーリーです。

 

結婚に障害がある。

どことなく今の自分に重ねてしまうことが多く、

今までで一番泣いた舞台でした。

 

人についての終わりと始まりを考えると、

愛で始まり、死で終わる

と考えるのが普通と思いますが、

二人の愛が二人を終わりに導き、

二人の死が両家の関係を始まりに導く。

この物語では逆のことが言えると思いました。

 

ある人の死がきっかけで

その人の周りが良い方向に行くことも無くはないと思います。

僕の場合はおじいちゃんの死が

それまでの自分の考えを変えるきっかけになりました。

話すと長くなるので割愛しますが、

誰かを認め、許せるようになりました。

 

では、自分も同じなのか?

自分の死が周りに良い影響を与えれるのか?

 

大切な人たちと過ごし、

たくさんの人がお見舞いに来てくれる中で思うのは、

まだその時ではない

です。

まだまだ徳をつまなきゃなんないです笑。

私の死はまだまだ価値が無いので、

始まりでも終わりでもありません。

 

なので、まだ物語に組み込まれていません。

そこで、今の自分にとって

始まりと終わりをあえて決めるとしたら、

始まりはガンに罹患したこと、終わりは完治です。

この物語の終わり、完治の先にどんな物語が始まるのか。

それを楽しみに、

今はただ、しっかり治療を受けるのみです。

 

治療が嫌だとか、辛いと感じたことはありませんが、

愛と死を題材にした作品を観たことで

絶対に治すぞ!

と感じることが出来るいい機会でした。

 

最後に余談ですが、

6月に名古屋の御園座で、

レ・ミゼラブル

が開演されるのですが、

見事に千秋楽のチケットを勝ち取りました!!

いえーーーーい

理想の為に戦い、敗れる若者の姿を見て自分は何を思うのか

今から楽しみすぎます。

 

それでは今日はこの辺でヽ(^o^)丿

皆さん、月曜日お疲れ様でした!!