小療理屋~こんだ~

2018年12月、25歳で大腸がんステージⅣと宣告されました。料理が好きなのでブログ名は小料理屋とかけました(笑)。前向きな闘病記にしたいです!

嫁の徒然日記

こんばんは。

店主の嫁、まりえです。

もう年の瀬ですね。

早いもんで、あっちゅーまに時間だけがすぎてる。

やっぱり向き合うことに逃げていてPCから遠のいたり、写真整理やら散骨旅行に逃げたりしてた部分がありますね。反省。怒られちゃうかな。

 

今日は2020年最後なんでブログのリハビリを兼ねて自分のこと重視でいきます。

 

2020年、この年のことは二度と忘れることができない年ですね。

彼が去って最低最悪な一年。消えてしまった。いたことが夢?

人魚姫のように泡に溶けてしまったようで。

それでも私は彼がいない世界に取り残されて、消えてしまいたかった。

なぜあの人が?なぜ。

いなくなったことに意味なんてなくて、神様なんてこの世界にはいなくて。

いるのは自分だけ。運命なんて言葉なんてくそくらえ。

そんな感情を隠して日常に自分を無理やり嵌め込んで、泣きたくても笑って、何もしたくなくても働いて動いて必死で動いて。泣いて泣いて泣いて。

その中でも彼と繋がっていた人たち、今までの自分と繋がっていた人たちが助けてくれて聞いてくれて、一緒に泣いてくれたり笑ってくれたり、、、。

私の人生も捨てたもんじゃないなって。人の引きは私の方が強いかもよ?なーんて遺影を前にして話したり、、

 

半年くらい、人間こんなに感情を殺せないものなんだ。隠せないものなんだ。と驚いた。

たった4ヶ月くらいで、誰でもいいから慰めてほしいと願った薄情な自分がいた。

この10ヶ月間、あいつのことを考えない日なんてI日もなかった。

8ヶ月間くらい、気持ちのハイとローの急降下急上昇があった。

一ヶ月後に、急に動けないほどの痛みがでた。

3ヶ月くらいは毎日泣いてた。なんでいない世界で生きなきゃいけないのか。

2ヶ月後には声を出して笑える自分がいた。それさえも申し訳なかったりした。

10ヶ月経った。

旅行もして、カメラも覚えて、友人に君のことを泣かずに話せて、自分は自分だからという選択もできるようになった。

大切なものはずっと心にあって。時が解決するものでもないことを知った。

あいつの軽口とか予想する言葉はすぐに出てくるし、拗ねた顔やら嫌がる顔でさえもすぐに思い出せるのに見ることはできなくて。

やっぱおあんたの穴はあんたでしか埋めれないのよ。

ご飯のレシピくらいもう少し残してくれてもいいじゃない。

私に宛てた手紙くらい書いてくれてもいいじゃない笑

やっぱおらんとつまらんのよね。あーつまらん

あんたの穴はあんたでしか埋めれないのよ。

これには一生付き合ってくって決めたでな。まっしゃーなし笑

全てあんたの願いには付き合うことはできないよ笑

一人で生きていけそうな人が好きって言ったあんたが悪い笑

私は私の取捨選択をする。

それでも私が死ぬまで君のことはとてもとても大切にするよ。

形とか、行動とかが矛盾してる部分もあったりもするだろうけど、それくらいは大目に見てよ笑

お墓くらいでは一緒に長くいさせてよ?

話すことがいっぱいあるんやから。めんどくさがらずに聞くんやよ?

 

去年の年末に歌ってた歌が、’人生は夢だらけ’なんて皮肉すぎて。

むっちゃむかつくんやけど笑

生きることは素晴らしい。人生に悔いがない。

あんたが言った言葉は深く深く降り積もって、みんなの心に浸み込んでて。

生きる糧になってるんだから。

責任持って自分が関わった全ての人を見守って助けてあげなさいよ。

 

さてと、新年はどんな年になるかね。

どんな自分でいられるかね。

 

多分、少し大人になれた気がするし、心の波が穏やかになってはきているから

笑って君のことを伝えられるように、いろんな景色を見せれるように、いろんな思い出を

振り返れるように、思いを色を形に残すことを目標としてみるよ。

 

新年の目標なんて今までの人生立てたことがないんだから笑

すごい変わりようでしょ?笑

 

関わってくださった皆様、私たちを支えてくださった皆様、見守ってくださった皆様。

本当に本当に感謝しています。彼の願いを想いを心に留めてくださってありがとう。

私を助けてくれてありがとう。いくら感謝の言葉を述べても足りません。

 

たくさんの感謝を込めて。

皆様の健康を祈って。

 

来年が皆様にとってより笑顔でいられる年となりますように。

よいお年を!!