小療理屋~こんだ~

2018年12月、25歳で大腸がんステージⅣと宣告されました。料理が好きなのでブログ名は小料理屋とかけました(笑)。前向きな闘病記にしたいです!

Another story~仏壇を決めましょう!

こんにちは。

店主嫁のまりえです。

 

明日でけんじがいなくなっちゃって一年になります。

昨日が結婚記念日だったのです。

じゃ!去年の今日は何してたって?

お医者さんにもう長くないって言われてから、泣くの一旦やめました。

少しでも側にいて笑ってなきゃいかんでしょうと。

そんでけんじの友達先輩後輩に連絡したらいーっぱいいーっぱい連絡がきて

スケジュール調整に明け暮れてました笑

とてもほっとしたし、あいつの嬉しそうな顔とか、安らいだ表情とか、

たくさん見れたから本っっっっっとに嬉しかったです。

意思疎通が半分できて半分できなかったくらいかな。

人がくるとしゃっきりしてたんです。ほんと。

こいつほんと人の前やとええかっこしいやなーって眺めてました笑

頑張ってたほんと。うん。かっこよかった。

 

 

 

さて今日はお葬式終わった後の怒涛の生活について話そうかなと思います。

 

ぶっちゃけ動きすぎて何日とかの日付は覚えてません。

ただ亡くなって一週間で

・位牌の依頼

・仏壇決定

・四十九日忌の日時、場所、返礼品の決定

・墓のお話

・けんじ職場へ挨拶

しました。

 

だって慶弔休暇(5日間)のうちにやらなきゃ時間とれんのだもん笑

若い世代の人たちにはあんまり経験がないかと思いますが、

葬儀終わってもやることいっぱいです!

慶弔休暇でさめざめ泣いてる暇なんてぶっちゃけないかも?

くらいに思ってもいいかもしれない。

どうか葬儀終了後の職場復帰した方には普段通り優しい言葉と共にいたわってあげて下さい。

たまに噛みつかれるかもしれませんが、優しい言葉沁みます。まじ。すごく。

 

そんなこんなで、義母との意見がバリバリ合うので(ぶっちゃけダチやと思っているので)

ありがたいことに、決めるの早い方がよくね?と笑

 

その中でも仏壇は早かった。。。

葬式後にお坊さんに話に行って、今仏壇のセールやってるって聞いたので

んじゃ行くっきゃなくない?みたいなノリで2.3日後の昼過ぎに行った。

多分、本当は、仏壇買う?とか、遺骨位牌どうする?とか、

場合によっては、ここで嫁姑問題勃発するところでもあると思いますが、

そんな気配も煙もなく、いやーありがたい。

素直に甘えることを覚えました。

本当にこういう点で私の意向を汲み取ってくれる家族には感謝でいっぱいです。

言いたいことはいろいろあるかと思いますが、これを読んだ義母義父に直接聞こうと思います笑

 

で、仏壇屋さんに入ると、絶賛セール中の値札がずらり!!

禅宗の仏壇どんなんかわからんくて、

実家が浄土真宗の仏間にはめ込み型のきんきらりんの仏壇だから

若干びびりながら突撃しました。

 

現代ってすごいんです。仏壇っていろんな色あるんだよ!!!知ってた!?!?

黒とか、赤茶色だけじゃなくてピンクやら白やら緑やら!

アパートだからこじんまりとしたやつがいいよねーとか話しながら、

どうせなら収納できる形がいいよねーとか、あれ冷蔵庫みたいじゃない?とか笑

こんなのに入れたら絶対怒るとか笑いながら。

その中でも、一つ気に入ったものが。

奥の壁紙にお花の柄が入った優しい茶色のお仏壇。

一目惚れでした。

自然が好きだから、お花がたくさんなの嬉しいかなーとか思ったり。

 

だがしかし!商談中の札が置いてありました。

 

そこでの義母の一言、

今決めちゃえばいいと。

早いもん勝ちと。

 

笑ったわー。

 

と言うことで決めちゃったので、その後その下に合う台座やら、

木魚、木魚の台座、お鈴、本像等をこっちかあっちはアレのが合うやら

なんやらをソファに座って足を組みながら、こっち合わせてくださいと

難癖つける女が出来上がりました。

 

仏壇屋さんもシュールな経験やったと思います。

そんな隣で事の早さに全くついてけてなくて、目を白黒させていた義父の顔

写真撮っておくべきでした。惜しいことした。

 

怒涛のスピードで決めてしまったので、

お坊さんが、焦らせてしまって申し訳ないと言われたと後から聞きました。

そんなこと言わせてごめんなさい。笑

全然焦ってないです←

 

 

 

若いからこそ、仏壇とかが手元にあることで今後の未来に障壁になると思われるんです。

結構、仏壇買ったって言うと驚かれる。心配される。

そこに私が固執してしまうんじゃないか。とかね。

私としては、参る場所があること、その時間が自分のタイミングでできる場があること

って言うのは大きくて、あってよかったって思います。

結構心の安定になってたりする。

 

弔い方を固定概念で考えたり、押し付けたりしないでほしい。

子の将来を不安に思う気持ちはわかるけども、それを選択するのは結局本人。

一人で過ごすなり、新しいパートナーを見つけたり、今後の将来を考えるのも本人次第。

その選択を尊重してほしいかなって。

若くしてパートナーを亡くした子を持つ親世代の人に伝わるといいな!

きっと、あなたの子も案外強いって!